知ってください「収穫美人」
我社の有機肥料への取り組みをご紹介させて頂きます。

現在「有機肥料」として袋に入れて販売されているものが数多くあります。それぞれ内容、材料は千差万別です。しかし、当社の「収穫美人」はJAS有機農産物適合肥料ですので、いずれも素材が確かである事が大切なのです。



 現状では、都市下水道の汚泥は、重金属や残留農薬、合成洗剤、その他の合成化学物質が含まれている恐れが強い物(コンポスト)。大規模に多数の家畜を飼育している、近代畜産から出る家畜糞尿についても、成長促進剤、飼育添加物、抗生物質や畜舎の殺菌剤などの問題がある物等、肥料(堆肥)としては原料に使用できないものと確信しています。「循環」を強調するあまり、農地がそのような“有機物”や“コンポスト”の捨て場にならないようにしなければならないのです。安全なものをつくる為に大量にはできません。自然の力をかりてできる「収穫美人」は臭いもします。かたちも崩れています。しかし安心して使用できる有機肥料だから原料も明らかにしているのです。




 収穫美人は菌体肥料です。(微生物【菌体】入り資材です。)
放線菌【病原菌などをおさえる】を主体菌に、酵母菌【他の菌が堕す物を植物に有効な物質にかえる】や光合成細菌【植物の成育に役立つ物質を作る】など多種多様の微生物が、収穫美人1gの中に7億以上(山形大学農学部調べ)含まれており、土壌中でお互いに共存共栄し相乗効果を発揮します。
土壌1gには約1億の微生物が共存し、その中に百万単位で悪玉菌(病原菌)が増えると青枯れ、根こぶ病等になるといわれ、又、化学肥料、農薬などの多様により土壌中の微生物が減少し連作障害や病気等が発生します。




 1、菌茸栽培で使用したおが屑
 2、米ぬか
 3、豆腐カラ
 4、くん炭(もみがら)
 他 種菌

製品が出来上がるまでに切り返し作業を行います。
以上、安全、安心の植物を原料に作り上げた有機肥料です。
また、収穫美人は山形県リサイクル製品としても認定されています。
【 → 山形県リサイクル製品認定制度について 】
【 → 山形県リサイクル認定製品一覧はこちら 】



 化学肥料は即効性にすぐれていますが、肥沃な土壌をつくりだすミミズなど小動物や微生物の棲む「生きた土」が損なわれ「土が死んでしまう」害があります。土の団粒構造が破壊されて単粒化し、保水性もやわらかさも失われ、それにより土壌成分のアンバランスを招きやすく、塩類濃度障害(塩害)、土壌浸食、酸性化を引き起こしやすくなります。そして、作物が良く育たなく軟弱になり、病気や害虫の発生を起こしやすくなる為に、農薬の使用を促進します。その繰り返しの為、ますます土壌が死んでしまうのです。

基本は【生きた土】です。
その命の源は、土に生息する微生物や小動物です。細菌、放線菌、糸状菌、窒素固定菌などの土壌微生物やミミズ等の小動物には、
  (1)病原菌を抑え込む。
  (2)空気中の窒素を固定し作物に栄養を与える。
  (3)根に共生し栄養の橋渡しをする。
  (4)土壌中の有機物を分解し、作物に栄養を与える。
  (5)作物の病原菌を食べる。
  (6)土を耕す
などの働きがあります。
良い畑の土はまさに、「微生物の塊」で土壌は生きて呼吸をしているのです。
良い堆肥の入った土は微生物や小動物が、土を単なる砂粒(単粒構造)ではなく「団粒構造」にして水はけも水もちも良く、養分供給力もあり、通気性のあるふかふかの土にするのです。 以上、当社は創設から安全な作物は安心できる肥料から!をモットーに、JAS有機農産物の生産を行いながら製造しています。


一口に有機肥料と言っても沢山ありますが、私共はバカ正直と言われる程真面目に取り組んでいます。どうぞ安全なものを消費者に、また生産者に提供していただき、永く安心して土とお付き合いしていただきたいと思います。

有限会社 ジョイントサービス
代表取締役 工藤恒喜